うーむ。惜しかったなあ。
コンセプトは、ハッとするほどよかったのに。
脚本、最後でやっちゃいましたなあ・・・
どうしてああいう最後にするかな。
ハッピーエンド好きなわたしでも、ぜったいにああいう最後にはしないわ。とくにこの作品に限っては。
最後のハッピーエンドのせいで、
この映画がもっていた、とーっても深くて、特別ステキな「永遠」みたいなものをビリビリビリと破り捨てられちゃったかんじがして残念でならない。
あたしが監督なら、本当の意味でのハッピーエンドを目指す。
人間のほんとうの意味でのハッピーエンド(人間の平安=永遠)とは何かって映画の中で見せたいと思う。北川さんよー!
最後の部分を除いてはこの映画、
とーってもよかったと思う。
脚本がとてもすばらしい。
愛する人を失った人の悲しみという、人間が避けては通ることはできない「生死」をテーマに、人はそこからどう立ち直っていくのか。周りの人は、どう悲しむ人を支えていけばいいのか。普遍的で難しい問いかけがある。
一方で、
ハン・ヒョジュ扮するハナがとってもコミカルで、ところどころ吹いてしまう。
食べかけの花豆をどれだけ口から飛ばしたか・・・。ヒョジュ、あんたおもしろすぎる。
相手役のジェジュンってどーなのかしら。なんかミスキャストのような気もするし。
でも、あれはあれでいいのかしらね…
とにかく最後が残念でした。
すばらしい映画なのに、チープになっちゃった。
あと、BGM。
もー、西城秀樹が出てきそうな昭和のドラマ主題歌みたいなのは、どうなのよ・・・わらっちゃったわよ。臨場感ぶちこわし。
透明で、純粋無垢なうつくしい映画に浸っているのに。かー。