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プリンセスと魔法のキスのtakatoのレビュー・感想・評価

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
3.5
 ディズニー病にかかってしまったディズニー映画という感じ。ディズニー作品、もしくはそれ風な作品ならユニークなアニメーションと、歌と踊りで楽しい感じだろ!という先入観に囚われてしまっている。正直いって、昔の往年のディズニー作品である「ピノキオ」、「ピーターパン」、「ダンボ」といった作品が大好きで、それらを長年みてきた人間としては、それらの作品ではユニークな感じ止まりではなくしっかりギャグが活きていたし、歌や踊りもここぞ!というところで炸裂するから効果的だった。

 本作よりCG映画になってからのディズニー映画、もしくはピクサー映画の方が老若男女のが楽しめる、おかしくも感動的な作品というコンセプトをちゃんと受け継いでいるように感じられた。大切なのは外面的な物ではなく、コンセプトや魂の部分である。脱構築のプリンセス物という企画自体は面白いが、その企画とディズニーらしい作品を作りたいという意思が勝ち過ぎている。影の男のデザインは好きなんだけどなぁ~。
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