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ウィンターズ・ボーンのSadaoMioのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.4
ジェニファー・ローレンス目当てで鑑賞。

20歳で初主演でオスカーノミネートの演技。さすがです。彼女ってその後様々なキャラクターを演じてるけど、どれも「なりきり」というか、実際にそこにいる感じ?の実在感があるいい女優だなあ。ただ、終始暗く閉塞感に満ちた物語は好みではなく、スコアは低め。
他の方のレビューで、ヒルビリーという独特な閉鎖的貧困地域が舞台で、社会派の視座もある作品と知る。
ネイティブアメリカン居住地を舞台にテイラー・シェリダン監督が撮ったウィンド・リバーに類似してるが、あちらは居住地の社会的差別の問題がわかる親切な作りになっている。対して本作、説明のないドキュメンタリーチックな撮り方で、リアリティはすごく感じるが、背景にあるヒルビリーの闇までは読み解けなかった。つまりこちらのリテラシーが足りなかったということかもしれない。
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