オーウェン

ウィンターズ・ボーンのオーウェンのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.8
寝たきりの母親。さらには子供の弟妹二人。父は失踪。
そんな中で一家の大黒柱として家族を支える17歳の少女リー。
だが父が残した保釈金の担保が家になっていたため、一家立ち退きの危機に。
リーは失踪した父を探すため、親族や村人に情報を聞いていく。

いかにもインディーズ作品の空気を漂わせるが、物語自体はかなりハードに描かれている。

何がハードかというと17歳の症状が辿る道のりは、まるでサバイバルでもしているような雰囲気を匂わせる。
脅迫や警告を受けても彼女は諦めることがない。
そうして出会うものは、報復以外の何物でもないことを突きつけられる。

この映画は主演を務めるジェニファー・ローレンスの存在感で持たせている部分がある。
最初から最後まで出ずっぱりなのも当然。
深みというよりも、やはりこれは少女のサバイバル作品だと感じてしまう。
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