とり

2001年宇宙の旅 新世紀特別版のとりのレビュー・感想・評価

5.0
MOVIX三郷の二周年記念で特別リバイバル上映。
ああ、行った甲斐があった・・・!!!
小さい頃にテレビで見たのが初めてで、もちろん空いた口が塞がらないほどにわけがわからなかったわけです。
それでも小学生だった当時からストーリーよりも映像を重視する傾向にあったんでしょう、それはもう物凄い映像体験でした。たとえテレビの吹替えであろうとも。
あと今回初めてボウマン船長がけっこうイケメンだと思いました。
キューブリックの映画はどれも全て、あらゆるシーンに監督の息遣いや気配が満ちていて、その恐ろしくもある緊張感がとても好きです。
その後何度もテレビやDVDで英語、吹き替えともに繰り返し観ましたが、劇場は初体験。
大画面で観てこその映画だろうとは思ってたけど、まさかこれほどに違いを感じるとは!
大画面と大音響、そして静寂。
一番最初の音楽とともに浮かび上がる太陽、地球、月。
心拍数が異様に上がりました。
上映中、何度も奇声を発して立ち上がりそうになりました。迷惑客なので抑えました。
なんというか、印象に残る素晴らしい映像があまりにも多すぎて、終始「キタキタキター!」「クルクルクルー!」「ハァハァハァ」なんて思考でみっちり充満。一時期流行った診断メーカーの脳みその思考イメージみたいな感じ。
もちろん有名なクラシック音楽(ツァラトゥストラはかく語りき・美しき青きドナウ等)の数々の使いどころやタイミングも絶妙で、興奮ゲージが満タンになったり一気にダウンさせられたり。
何度も何度も映像トリップさせられ、クライマックスでついに臨界点を超えていっきにアッチの世界に。
完全に映画と自分自身が同化してた感じがします。
ストーリーについては何度か解説を読んだこともあるけど、結局深く追求するような観方は必要ないなとあらためて思いました。
MOVIX三郷、ほんまありがとう。
ちなみにこの翌日からは一番大きな部屋で上映されたようです。ダイハードやパイレーツをどかしての上映!!
MOVIX三郷
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