タイトルのレインマンとは?
レインマンの正体とは?
そこに隠れていた真実が明らかになった時、涙が溢れました。
たとえ障がいを抱えていようとも、弟を思う兄の愛情は何十年経っても変わらず、本能的に反応してしまうものなんですね。
レイモンドとチャーリーが少しずつ心を通わせ合うその過程が、とても丁寧に描かれています。
そして、観客の誰もが二人にはこの先も一緒に生きていってほしいと願った矢先、あの切ないラストが待っているんですね。
別れ際のレイモンドの目線や仕草。
あれが現実なのでしょうが、チャーリーの気持ちを思うと、胸が苦しくなるシーンでした。
皆さんも言われているとおり、とにかくダスティン・ホフマンが素晴らしいですね。
彼の演技には、目を見張るものがあります。
チャーリー役は必ずしもトム・クルーズでなくても務まったかもしれませんが、レイモンド役は、ダスティン・ホフマンにしか演じられなかった。
そう感じました。
親子愛モノの名作は多いですが、兄弟愛モノでは、本作が一番好きです。