マッサージ屋

八つ墓村のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

八つ墓村(1977年製作の映画)
4.0
昭和52年。
羽田空港で働く寺田辰弥(萩原健一)は新聞の尋ね人欄に自分の名前を見つけ、大阪の法律事務所で行く事に。
そこで岡山県の八つ墓村の多治見家の跡取りとして来て欲しいと辰弥の祖父から言われるが、祖父はその場で死んでしまう。
多治見家に依頼された森美也子(小川真由美)とともに八つ墓村に向かうが辰弥の到着とともに殺人事件が起きる。
大阪の法律事務所から依頼された探偵・金田一耕助(渥美清)が調査に乗り出す・・・。

市川崑版を見て、こっちも見てみよう!と久しぶりに鑑賞しました。
小学生の時に見て、『犬神家の一族』とともに恐怖に怯えた日本映画なんです(^_^;)

山崎努演じる多治見要蔵による村人三十二人殺し、夏八木勲演じる落武者、ラストの洞窟の追いかけっこシーン等、とにかくミステリーというよりホラーなんですよねぇ。
三十二人殺しのシーンは実際に尺としては短いんだけどインパクト強過ぎる!
落武者の晒し首も当時は震え上がった記憶あるし、今見ても強烈です(^_^;)

恐怖描写の中、“寅さん”金田一がほのぼのとさせてくれる(*^_^*)
渥美清はどんな役やっても“寅さん”です(笑)

市川崑監督が生み出した石坂浩二の金田一耕助シリーズも大好きですが、野村芳太郎監督のこの作品も結構お気に入りですよ!