キャッスルグレンギャリ

汚れた顔の天使のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

汚れた顔の天使(1938年製作の映画)
3.8
U-Nextで鑑賞。初ジェームズ・キャグニーでした。97分と現代では短い部類に入る作品ですが、中だるみすることなく、しっかりした構成だったと思います。主人公のロッキーがいつ「天使」になって何をなすのか、想像がつかずずっと観ていましたが、ラストのラストでようやく明らかになりました。そういうことだったのか、と。
しかしロッキーは親友の神父の願いを聞き入れて演技をしたのか、心底怯えたのか、はっきりしません。別にはっきりさせる必要もありません。この方が余韻に浸れていい。
Wikipediaによるとジェームズ・キャグニーはどちらとも取れるように演技したそうです。