キャッスルグレンギャリ

クィーンのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

クィーン(2006年製作の映画)
4.0
U-Nextで鑑賞。本作でのエリザベス女王は演劇三冠王にしてディムの敬称を持つヘレン・ミレンこそが演じるにふさわしい役柄と思います。
筆者はダイアナ元皇太子妃が事故死したのはリアルタイムで知っていました。日本ではスキャンダラスに報じられていただけと思いますが、事故後の一週間で遠く離れたイギリスでは英王室と英国民の間の溝、英王室の危機を迎えていたのですね。勉強になりました。日本の皇室は当時どう受け止めていたのでしょう。
本作ではサブストーリーとして英王室の家庭の様子も描かれています。夫妻の会話、親子の会話、普通の家庭の会話と同じでした。
エジンバラ公のセリフ、よく入れたな、と感心してしまうものもありました。エリザベス女王は本作に賛辞を送ったそうなのでその通りなのでしょう。御本人存命中に描けることこそ民主主義の素晴らしさと思います。