キャッスルグレンギャリ

フィル・スペクターのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

フィル・スペクター(2013年製作の映画)
3.8
U-Nextで鑑賞。60台半ばの筆者はフィル・スペクターのことはビートルズのアルバム「レット・イット・ビー」のプロデューサーで、「ロング・アンド・ワインディング・ロード」にストリングスを掛け、ポール・マッカトニーを怒らせた人として知りました。その後大瀧詠一の作品を通じて「ウォール・オブ・サウンド」を生み出した人としても。
好きな音楽家が晩年殺人を犯して服役するニュースに触れ、いったい何があったのか、ずっと知りたいと思っていました。
本作の存在を知り、スペクターを演じているのがアル・パチーノであるなら見ない手はありません。見始めてやっと気づいたのが相手役はヘレン・ミレンとは!
2大名優共演ながら、裁判がどう進んだのかただ描いた作品でしかありませんでした。、それはそれでよいのですが、観たものに「無実じゃないの。」と思わせものの、それを強く主張したいわけでもないような、仕上がりだったと思います。