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汚れた顔の天使のアップルのレビュー・感想・評価

汚れた顔の天使(1938年製作の映画)
3.9
題名とサムネイルのイメージからファム・ファタール的な物語かと思っていたら違いました。ジェームズ・キャグニー演じる暗黒街の顔役が主人公のフィルム・ノワールの先駆け的映画でした。貧民窟で育った二人の男の対照的なその後の人生を追って行くお話です。ラストは泣けました。最後の最後に残ったわずかな正義感を態度で示せるかどうかの課題に見ている方は固唾を飲みます。ハンフリー・ボガートが脇役で出ていました。若いけど既に渋いです。でもこの時代の顔役はやはりキャグニーでしょうか。昔からかってた女の子とのロマンスは凄い良かった。
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