きよ

シンドラーのリストのきよのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.3
ドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた実話。第二次大戦下、ユダヤ人大量虐殺が行われる中で、このような事実があったことに衝撃を受けました。

赤い服の少女が印象深いです。白黒映画の中で映える「赤」。重要人物か?と思いきや、あのように描かれるとは。シンドラーが最後に「あと一人、あと一人救えた」と悔いているシーンで、あの少女のことを思い出しました。

淡々とした構成はドキュメンタリーのようです。実際の映像か?と錯覚してしまうほどのリアリティー。史実として優れている一方、シンドラーの心情変化など、映画として重要な描写がやや不十分な印象もあります。しかしそれを踏まえても、歴史を知るためにぜひ観るべき作品。
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