Yukino

シンドラーのリストのYukinoのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


シンドラーという人物がいた事を、全然知らなくて、今回映画を通して知ることができてよかった😌

シンドラー自身が、ナチ党員であったという点がかなり衝撃で、ハンナ・アーレントの言うところの、いわゆる“ただの役人” ではなかったのだ。


白黒長編映画で、歴史の記録としての役割を担いつつ、映画のエンターテイメントの側面も忘れていない、スティーブン・スピルバーグ監督の大傑作と言っていい作品だ。

白黒映画、というところがこの映画のミソで、これがカラーの映画だった場合、ここまで多くの人に見られる作品ではなかっただろう。

「戦争は、人の最悪の部分を引き出す」という台詞と、終盤のシンドラーが助け出した、1100人のユダヤ人と、シンドラーの最後の別れのシーンでシンドラーが自責の念に駆られ涙を流すシーンがとても印象的だった。

今回映像化されたものと、実際にアウシュビッツで見てきたものがリンクして、納得した点がいくつかあった。
今までは文字か、静止画でしか情報を得ていなかったが、映像で見るとなるとまた捉え方が変わる。
この映画は物語として盛り上げるための、若干の脚色があったので、他の映画ももっと見てみようと思った。
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