近年になって白黒で描かれた作品は、
本作とエレファントマンが思い出される。
そしてジョンウィリアムズ御大の
悲しき旋律。
ナチスドイツのユダヤ人弾圧については
先日世間話をしていて、
大人でも知らない方が居る事に
大変な衝撃を受けた。
つまり、歴史として当たり前に語られた
この狂った時代の真実は
忘れ去られようとしているという事だ。
だからこそ、今観て欲しい。
自分の家族に、子に、
こんな事があったらどう思うかを。
幼い子が必死に隠れるシーンなど、
決して忘れてはいけない事実
目を背けてはいけない真実を
淡々と天才スピルバーグは描いてゆく。
ラスト近くのシーンは
今でも鮮やかに脳裏に浮かぶ。
リーアムは一気に世に出たのが
当たり前の存在感。
そして、オスカーシンドラーの
慟哭とセリフは耳に突き刺さった。