procerさんの映画レビュー・感想・評価

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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.8

皆さんは会津に行かれた事がありますか?

 主役は会津藩士がタイムスリップする
ところから始まります。
幕末期の悲劇について知らないまま。

 序盤は侍がタイムスリップして
どうなるかを、中盤でガラリ
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スマイル(2022年製作の映画)

3.0

 海外ホラーや、最近は日本ホラーでも
多用されるビックリ箱系脅かし、
いわゆるジャンプスケアですが、、
これはホラーとしてはズルいと思いませんか?

 文化の違いでしょう、怪談や歌舞伎、
落語では背筋
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.6

 もはやウォーキングデッドの
ニーガンといえば、知る人ぞ知る
恐ろしくも深い悪役です。
 って、へんな紹介になりましたが
かのニーガン役、
ジェフリーディーンモーガンが主役。

 病気で手術をしなけれ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

ティモシーシャラメ!
 飛ぶ鳥を落とす勢いの彼が
ウォンカを演ずるとなったら
観るしかない!

 カラフルで古典的な世界観の
中でのミュージカル、、、
そう、あのメリーポピンズを
彷彿とさせるワクワク
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.1

 大好物な設定!
1977年に撮られた番組のフィルムを
再生するところから始まる。

 他局に追われ、番組継続も怪しくなってきて
試行錯誤する生放送深夜番組。
(どこかで似たことが現在進行形なような、
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

2.8

 信頼する某サイコパスおじさんこと、
岡田さんが大絶賛していたので鑑賞。
彼曰く、夜には観ないで下さい、
それほど怖いですとの事。

 中身は実に単純ですので、
敢えてご紹介は致しません。

 結果、
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レック3 ジェネシス(2012年製作の映画)

3.3

 パッケージでわかってしまう、
絶対切ないヤツです。

 ただネタバレした上で
話が進むため、概ね予想通りの展開で
驚きはありません。

 しかしながら、もし自分だったら

そう考えるとこれほど切ない
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REC:レック/ザ・クアランティン(2008年製作の映画)

3.2

 スペイン発ホラーの
ハリウッドリメイク。

 ハリウッドリメイクのホラーで
成功例ってありましたっけ?

 思い出す限り、原作を超えた作品って
思い出せない印象です。

 ハリウッドリメイクは、
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レック2(2009年製作の映画)

3.2

 名作の続編。
前作にあった、謎めいたおぞましさに
説明をつけた作品という印象。

 前作のインパクトには勝ることはないが、
完全続編として補完された内容としては
観たくなる作品。

 しかしながら、
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レック(2007年製作の映画)

3.8

 ネタバレ無しで鑑賞をオススメします。

 消防士との突撃取材に同行した
レポーターとカメラマンの視点で描かれる、
いわゆるPOV作品です。
 黎明期はブレアウィッチプロジェクト
でしょうか。作品によ
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星をかった日(2006年製作の映画)

3.4

ジブリ美術館でしか観られない、
コアなジブリファンで
某お婆さんと魔法使いのお話が
大好きな方用の短編作品。

 最低限ある程度の知識ありの上で
鑑賞した方が間違い無く楽しめる作品です。

 もちろん
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

 二作目で面白いのはなかなか
ありませんが、最近増えてますね。
本作もまさにそうです。

 奇しくもつい先日亡くなられた
デヴィッドリンチ監督版も
音楽、映像、世界観、キャスト
全て心に残る作品でした
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.1

 昨年追悼シーンで何度か流れ、
未見だったため鑑賞。

 今や大御所が次々登場する
キャストの素晴らしさ。
やはり主役の中山美穂は、
アイドル全盛期後とはいえ
自然な演技でその大御所たちに
引けを取ら
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.5

 娘の彼氏から強い勧めをもらって、
ネタバレ前に鑑賞すべく
初日に鑑賞しました。

 ネタバレ厳禁としてコメント出来る事は
少ないですが、ハッキリ言えます。

 細部にまで拘り抜いたセリフ、
作画、音
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.7

 年始から流石ピクサー!
と唸らされた作品。
 「ソウルフルワールド」のときにも
感じましたが、ピクサーは
心の内面を映像化することが
本当に素晴らしい!
 
 主人公の女の子が成長したことにつれ、
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.0

人によって映画の見方が変わることが
はっきりとわかる作品。

 ここまで酷評されているので
最初からかなり穿った目で観てみました。
私はネタバレギリギリで
思ったことは、、、

 アーサーが冒頭からず
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28日後...(2002年製作の映画)

3.5

当時ネタバレ厳禁で、
ミニシアターに観に行きました。
なにもかも、当時としては新鮮!
特に走るのはこの作品がパイオニアですよね。
かの有名な大ヒットドラマ、
ウォーキングデッドは
本作のリスペクトに溢
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

2.8

 むぅ。
わかってはいましたが、
誕生にまつわる本来は喜ぶべき事が
忌まわしきものとなっているため、
福祉に携わるものとしては
かなり厳しい内容だと感じました。
名作オーメンは、日本の怨霊や
悪霊など
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.0

 ジムキャリー芸極まれり。
全てのリアクションが常人の50倍くらい笑
よってウザいと感じる人には全編苦痛でしょう
私は大好きなので、笑いどころ満載でした。

 物語は、お金のために嘘をつき
家族も二の
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.8

当時の着メロというコンテンツを
最大限利用した珠玉のホラーです。

 キャストもかなり豪華な上、
後半につれて脚本の見事さに
うならされます。

 ホラーに繋がるアイテム、
携帯や赤い飴。
メロディー
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.1

 流石のホアキン。
昨今病んだ人物を演じさせたら
この方に敵う者はおりませんね(笑)

 神経質な主人公がそれなりの
住まいからの生活から始まります。
タイトルにある、何に恐れているのか
意味深なタイ
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

3.4

 久しぶりのオスロ監督作品。
フランスでのオリンピック開会式で
フランス人の感性に疑問を持った人も
たくさんいたでしょうが(笑)
 相変わらずこの天才、
ミシェルオスロ監督は素晴らしい。

 ふとした
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好きでも嫌いなあまのじゃく(2024年製作の映画)

3.0

私の祖父は人を救うために生きた修験者だった。
ストイックに生きる祖父が、鬼について語った事があった。「鬼はいるぞ、儂がみた鬼は赤鬼で、普通に畑を耕していた」
 何か不思議なものを見た事があるか訊いた私
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.7

 2013年制作。
今遡ってみたら、生まれてから髪を切った事がなく、腰の下まであった髪を娘が切った年。
 あの頃は毎週末、休みになるとまだ小学生の娘を連れて遊びに行っていた気がする。
 そんな娘が今は
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

 軽い気持ちで観てはいけない。
中身は映像、テーマ共に
かなり重い。解剖献体や
未修正の全裸が全体に登場する。

 ウォレムデフォー要注意説は
以前よりある気がします(笑)
彼の出る作品は、まともな人
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

 身近な人物がエキストラとして
参加しましたが、出てなくて残念。

 と、言う事は別として
鈴木亮平はスゴイなー。
なんだか大谷選手のスゴさと被る。
日本人として、今ここまで出来る
役者は随一じゃなか
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.5

 第二章を翌日鑑賞。
すっかりレビューを書いたつもりで
いたのは、娘とじっくり本作について
話したからでした(笑)

 完全に続編となっているため、
前作を観ないと話になりません。
と、いうほどの伏線
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.6

 忘れもしない、娘の保育園長先生が
お寺にお住まいで六道輪廻について
その時初めて学びました。
 あれから15年経って、まさか
あの小さかった娘から
六道輪廻をテーマにした映画を
すすめられるとは、感
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我が家の楽園(1938年製作の映画)

4.0

 久しぶりのキャプラ作品。
しかし、時代が変わっても
何も変わらない。
何十年も前に観た
「スミス都に行く」の時も感じた事。

 今回はいつにも増して、
コメディー寄りな描写が多い。
しかし一見ハチャ
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.0

 本作鑑賞に伴い、前作再鑑賞。
コロナ罹患中のせいか、一部
文面が支離滅裂で訂正しました。
すみません。

やっぱりダークエンジェルを
思い出しますが、前作にあった
能力が突出してる設定は
やはり新鮮
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ネオ桃太郎(2014年製作の映画)

2.3

ドリフって偉大なんだなぁ。
最初のノリは長さん風で、
途中まではそこそこ笑いながら
観てました。
中盤で急激にギャグセンが
下降していき、真顔で観ました。

ギャグ映画って短編でも
こんなに難し
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くじらの湯(2019年製作の映画)

3.0

自分以外は人間らしからぬ描写。
子供の視点という目線からか
ならぬものはならぬのです
という銭湯タブーを大人が
やらかしながら、タッチが
藝大だなーって思って観てると
終わります。
ネタバレも何も観
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新黄金孔雀城 七人の騎士 完結篇(1961年製作の映画)

3.0

はい、後編です。
この作品は短時間なので、
2つ連続余裕で見られます。

さて、前回少し触れた
隻眼でそこそこ強い気になる
キャラクター。
なんと演じるは山城新伍。
いやー、全然気が付かなかった。
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新黄金孔雀城 七人の騎士 第一部(1961年製作の映画)

3.1

こういう古い作品って良いなぁ。
1961年作だから、
間違いなく後続に影響を与えたでしょう。

主演は里見浩太郎。
鉄板正義お侍で無敵の強さといえば
この方。某時代劇でも、
屍拾うものは絶対ないほ
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7月22日(2018年製作の映画)

3.3

事件の事を知り、覚悟を決めて鑑賞。
こういう作品は、エレファント以来。
ノルウェイで実際に起きた、
1人で77人もの死者を出した
テロ事件が題材。

調べると日本では4人以上であれば、
ほぼ死刑と
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.8

きっと若い時に観たら、
感じるものもありますが少なかったろう。

半世紀生きてきて、もちろん色んな
経験をしてきた。
ラスト10分に詰まった本質に
感じいる人は分かれるかもしれない。
今の私には刺
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