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神と共に 第二章:因と縁のprocerのレビュー・感想・評価

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)
3.5
 第二章を翌日鑑賞。
すっかりレビューを書いたつもりで
いたのは、娘とじっくり本作について
話したからでした(笑)

 完全に続編となっているため、
前作を観ないと話になりません。
と、いうほどの伏線回収を
見事に遂げた作品となっています。

 前作ラストに登場した、
新感染でものすごい印象を残して
依頼ひっぱりだこのマ.ドンソクが
重要な神として序盤を引っ張ります。

 話は割と意外性もなく進むように
見えますが、前作で案内を務めた
3人の過去が徐々に紐解かれるのは
実に胸熱です。
このあたりは昔から韓国作品は
ウマイですよね。

 本作のあるシーンで、
忘れられない素晴らしいセリフがあります。
どこででるかはお楽しみ。
ネタバレにはなりませんが、
気になる人は次の行を飛ばし読みして下さい。

 「悪い人間はいない。
環境が人を悪くするのだ」

 真理ですよね。無垢な人間を
悪くするのも善くするのも、
コレなのは間違いありません。
ある意味、自身の善し悪しを
握っているのはまさにソレなんですよね。

 しかし、本作は3人の
過去と行動こそが真理と締めくくります。
その終着点が見事なので、
是非前作を観た方は少し長い本作を
じっくりご覧になって下さい。

 それにしても、韓国作品のVFX技術は
かなりのものになりましたね。
壮大で破天荒な本作ですが、
細部でビックリするほど緻密な描写を
みせてくれますね。

 仏教の六道輪廻と離れているようで、
キャラクターを当てはめると
そうでもないのかもしれません。

 まさか、こんな作品を娘から
勧められるとは。嬉しいなぁ。
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