ユート

カーズのユートのレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
3.8
レビューお引越し中。
タイムラインうざかったらしばらくフォロー外してくだちいm(_ _)m

最近仕事が忙しくて、映画も観れずクタクタなワタクシ。

とりあえず安定のピクサーにしておこう。
そして少し前にテレビで見かけたジローラモのサブリミナル効果でカーズをチョイスしました。

サクッと見るつもりがほろ泣き。泣かされた。
そうだった。前にも泣かされたんだった。

あらすじはベタベタですね。
しかし、そのベタなあらすじをピクサーならではの作り込みと暖かさで見事名作に仕上げました。

才能豊かな主人公。しかしその才能がゆえ本当に大切なものが欠けている。
本当に大切なものとは?
それを道と車に例えて教えてくれます。

ちょっとの時間短縮のためにできた高速道路によって、生活が便利になった代わりに旅をするという面白みがなくなります。
以前、読んだチャリ旅本の筆者が自転車を置いて足の不自由な人と山を登った時の感想をこう綴っていまいた。
「いつもよりゆっくり歩くことで、同じ道でも全く違う発見がある。」
この言葉を投影した作品ではないでしょうか。

ここでいう発見は、高速道路での旅では絶対に見つけることのできないラジエータースプリングス。
車達が主人公の世界に目が行きがちですが、このラジエータースプリングスから見える景色が本当に美しいです。

急ぐことばかりではなく、時には回り道をしていろんなことに目を向けることが大切なんだなぁと改めて感じました。

高速道路は便利だからこれからも使いますけど。笑

作り込みに関しては文句無し!さすがピクサーという感じですね。
ルイジのモデルはフィアット500。これはイタリアの自動車メーカーが製造している車で彼の憧れがフェラーリという違和感なしの設定。
羽の生えた虫をよく見るとワーゲンのビートルという車種。(これが一番笑った)

またピクサーファンなら気付くであろう、ピストンカップで奪い合う大手のスポンサー”ダイナコ”はトイ・ストーリーでウッディとバズが置いていかれるスタンドのメーカーです。


男気溢れるラストにはほろ泣き。
こういう男気に弱いです。ほんと。

セル版ではおまけムービーとして、メーターの恐怖の火の玉を見ることができます。
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