レビューお引越し中
タイムラインうざかったらしばらくフォロー外してくだちいm(_ _)m
嫁に見せたくて再鑑賞。
いや〜やっぱり映画愛に溢れるいいドラマだ。
ちなみに公開当初ファンタジーっぽく宣伝されてたけど、ファンタジー要素はほぼないのでお間違えなく。
本作の邦題は『ヒューゴの不思議な発明』となっていますが若干邦題には語弊があり、ヒューゴに不思議な力があるわけでもなく、魔法のかかった発明品が出てくるわけでもありません。
本作から漂う魔法の雰囲気は、すべて本作が語る"映画愛"の部分から出ています。
ジョルジュ・メリエスという方をご存知ですか?
"世界初の職業監督"や"特撮の父"とも呼ばれ、今あるSFXの元祖を作った人です。
メリエスは元々マジシャンでしたが、映画に可能性を感じ、自身の得意とするマジックを映像に取り入れることで、世界初の特撮を作りました。
メリエスの映画を観た人々は、魔法がかけられたかのような映像にたちまち魅了されたそうです。
本作はこのジョルジュ・メリエスの自伝的な映画でもあり、映画愛に満ち溢れた作品です。
この映画を撮ったのがマーティン・スコセッシだということが、この映画から出る映画愛をより強いものにしています。
スコセッシといえば、知る人ぞ知るマフィア映画の巨匠ですが、彼にとっては異色の作品で初の3D作品となりました。
初の3Dというところがミソで、メリエスのように人々を魅了する映像を撮りたかったんじゃないかなぁなんて思います。
スコセッシはこの映画を『娘のために撮った』と言いますが、それでもあふれる映画愛を隠しきれていません。
今は、『この映画、CG使いすぎ』とか僕自身批判したりしますが、監督も観客もCGを多用できることに慣れてしまったのかなぁとしみじみ。
使うべきところで大切に扱えば今も人々を魅了できるんですね。
過去のものを慕い、新しいものを素直に楽しめる観客でありたいなと思いました。
ここからは僕のジンクス的なお話ですが、監督が得意とするジャンル以外の映画を撮るとそれなりのヒットを飛ばしている気がします。
ジェームズ・キャメロンの「タイタニック」、サム・ライミの「スパイダーマン」、ブラッド・バードの「ミッションインポッシブル/ゴースト・プロトコル」、マーティン・スコセッシの「ヒューゴの不思議な発明」などなど。
ほかにもたくさんあるかも!?
些細な僕の映画の楽しみ方の一つでもあります。