安堵霊タラコフスキー

私の中のもうひとりの私の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

私の中のもうひとりの私(1989年製作の映画)
4.5
ウディ・アレンが敬愛するベルイマンの片腕たる撮影監督のスヴェン・ニクヴィストと初めて共に仕事をした作品だからか、インテリア並みにコメディ色が薄くてめちゃくちゃベルイマンっぽい映画に仕上がっていた。(勿論映像の色味もまんまベルイマンのそれだった)

ウディ・アレンの映画らしいかをさて置いても、通気口から聞こえる声に影響を受ける女性っていう設定もベルイマン的で面白く思えたし、ベルイマニズムに溢れた映画ってのは自分の好みにドンピシャなんだなと改めて思い知ることとなった。