多くの方に視聴推奨、アランレネの「夜と霧」
2009年5月11日 19時29分レビュー
1955年アランレネ監督。
ナチスの強制収容所についての32分のドキュメンタリー。
短い時間に猛烈な力を感じる。
すべて「事実」だからだ。
強制収容所の現在の姿
冷たい風のようなナレーション、
写真と当時のフィルムからなります。
これまで「シンドラーのリスト」や様々な映画で見聞きしていました。
スピルバーグの作品でわ極めつけにむごい映像とシンドラーの必死な生き様でフィクションとして
大きな影を見た事を記憶しています。
本作の短いフィルムには、誠に厳しい映像の応酬です。
同じ人間が人間を痛め
感覚も麻痺した時代の黒い闇。
僕は目を見開いた死体の顔面を見た瞬間
無言の叫びが聞こえたような気がします。
人間のやってしまった事実として多くの方にご覧になって頂きたいです。
ノーバイオレンス
ラブイズアンダスタンディング!
ジャスト ア イマジネーション!
人間ならアランレネの夜と霧
見て頂きたい。
追伸
「アニーホール」でウディアレン、ダイアンキートンカップルが見る映画が本作でした!凄いデートプランだ。