のんchan

ある子供ののんchanのレビュー・感想・評価

ある子供(2005年製作の映画)
3.1
ダルデンヌ兄弟監督作の8本目。
今日は正直、ダルデンヌ兄弟って気分じゃなかったけど、レンタルしながらもずっと後回しにしていた上、返却日が近くなったと言う事で、気持ちの入らぬままの鑑賞。作品の良さを上手く語る事が出来ないのを前置きします💦

カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した本作ですが、8本も観ていると大体の内容が解って来ます。ダルデンヌ兄弟は社会の底辺の貧困の中で起こる薬物汚染、育児放棄等の難しいテーマを取り上げて社会問題をしっかりと提起する作風ですが...
今回は本当に胸くそが悪い(汚い言い方でスミマセン)です。大人になりきれないまま、子供をもうけてしまった若いカップルの物語。


20歳のブリュノ(ジェレミー・レニエ)と18歳のソニアのカップルは、生活保護給付金と"ブリュノの盗み"から得た金で生計を立てています。その2人に子供が生まれ、ソニアは母性本能で子供が可愛くて仕方ないのですが、ブリュノは育児をする気が起きるどころか、お金欲しさで生後9日目で養子という形で売ってしまうのです...
ソニアにその事情を話した途端、ソニアは意識を失います。病院で目覚めたソニアは事実を正直に話し、それからブリュノは警察に追われる身となります。その期に及び子分の14歳の少年に盗みを働かせ、少年が先に捕まり、仕方なく自主します。刑務所の面会にソニアがやったて来て2人で泣いてお終い。


ダルデンヌ兄弟の『イゴールの約束』の時、14歳で強烈デビューしたジェレミー・レニエ。10年後の熱演であろうが、演技やカメラワーク等を語りたく無いほど、これを観てどーしろと??

そして、製作費等の問題があるのだろうが、出演者の顔ブレが毎回同じ‼️
オリヴィエ・グルメに関しては何作出てる?私が観た8作中6作品に出てくるのです。新鮮味が無くなってしまい飽きてしまった💦


ジェレミー・レニエは悪くないんですけどね💦
彼の主演作、あの名曲のお話『最後のマイ・ウェイ』(2012年)はオススメしたいです‼️
のんchan

のんchan