うえの

ギャング・オブ・ニューヨークのうえののレビュー・感想・評価

3.1
1863年のニューヨーク・マンハッタン、ファイブポインツで激しい抗争を繰り返すネイティヴアメリカンズとデッドラビッツ、2つのギャング団とその中心人物である2人の男を描いた構想30年の大作。

幼き頃目の前で父を殺され、復讐を誓った主人公アムステルダムが成長し、まさに親の仇でありギャング団のボスかつ町の権力者として君臨するビルを倒すシンプルストーリーかと思いきや、そこはやはりマーティンスコセッシ。とんでもない尺で話を詰める詰める笑。

少年院から出所してすぐにビルのギャング団に入団し、次々と活躍して行くシーンまでは順調に観れたが、意外とがっつりビルの右腕的ポジションになるし、アムステルダムの親父ヴァロン神父に対する敬意めちゃくちゃあるしでなかなかビルが憎めず、話の筋がわからなくなる笑。

後半もうビルがアムステルダムのことを息子のように思い始めてたがヴァロンの血筋だとバレて、決裂。アムステルダム私刑にされて、とうとう全面戦争を決意。
16年前の再現さながらのネイティヴアメリカンズvs新生デッドラビッツの戦いがいよいよ始まるといった辺りで突然のバスターコール。
砲弾が飛び交う中、ビルとアムステルダムの血みどろの戦いが始まる。

やはり印象としては長い。そしてスコセッシが当時のアメリカのギャングやニューヨークのことを調べ尽くし、考えて考えて30年かけて出来上がった作品であるのに対し、観る側の人間にギャングの教養がまったくなく全然わからない笑。なんか申し訳ない。
ギャングスターに憧れるようになったのだ!
とかくらいの知識しかなくてすみません笑。

ダニエルデイルイスすっげぇ口髭とシルクハット似合う俳優でかっこよかった!
リンカーンみたいだなと思ってたら既に演じてた!笑
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