"Never stop fighting till the fight is done"
禁酒法時代の実話をベースにしたギャング映画。
ストーリーはひねったところはあまりなく、大衆ウケのよさそうな王道展開。信頼の置ける仲間と強大な敵。社会は主人公達に逆風を向ける。
階段のシーンは今でも語り草だが、アル・カポネの野球論を語るシーンの方が個人的には好き。次点で冒頭の髭剃り。なんか思い返すとアル・カポネの方が魅力的では…
ネスの描写についてはあえて映画風に脚色するよりも、自伝をベースに"鉄の人"として無情な法の番人のようなイメージにした方が印象に残ったかも。正直味方はストーンが一番好き。
マローンの自宅のシーンや屋上のシーンなど、ところどころ冗長に感じるカットが目立ったのが残念。映画的にしなくてもアル・カポネの逮捕劇はかなり興味深いだけに尚更。