カンヌの招待作品、そしてフランスでは２００万人を動員した
異例のドキュメンタリー。
フランスの山間部をまわって諦めかけた頃にようやくみつかった
監督のイメージどおりの学校、生徒、そして先生。
私はこんなに素晴らしいドキュメンタリーを観たことがありません。
先生は厳しく、優しく、子供たち一人一人を見つめます。
子供たちのなんと自然なこと！
カメラを意識している様子はほとんど感じられません。
現場の空気を感じるほどのリアルな視点と、
時折カットインされた自然。
まるでフランスにいるかのような錯覚を覚えるほどです。
これはやはり監督の技量なのでしょうね。
子供たちの素直な心、それに携わる先生の教え。素晴らしいです。
観終えた今、私はこの先生に映画の中で
教えられたこと、その授業をしっかり胸に焼き付けて
忘れないようにしようと思いました。
教育の難しさを感じながらもまたその素晴らしさを体感する作品です。
私はこんな作品が大好きです。好みからいえば文句なく満点です。
