Adele

007/黄金銃を持つ男のAdeleのレビュー・感想・評価

007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)
1.0
007 9作目

今回の舞台は香港とタイ
香港のお屋敷に相撲の力士のオブジェがあったり、力士が出てきたり、なんでもありの東洋文化になってしまっている…
とそれはさておき、今作もラスト30分近くまでは別に面白さや緊張感もなく、だらける感じもしなくもない
せっかく今回の悪役のスカラマンガが非常に魅力的だったのに全体に残念な作り方だったように感じます

悪役スカラマンガは凄腕の殺し屋で冷静冷血で賢いのにどことなく孤独感が漂い、親近感を覚えなくもない人物で近年の映画の悪役に多そうなタイプで非常に魅力的でした
この年代の悪役って本当にわかりやすい悪道なのにスカラマンガは人間味があってよかった

また、スカラマンガの右腕の小人男がいやらしいくらい執拗でこれもまた悪役として魅力的だった
ある意味、スカラマンガより執拗で悪役的

ボンドガールのグッドナイトはものすごく好みのタイプの美女だったけど、いかんせん少しおバカでおマヌケというか…
外見は非常に魅力的なのに仕事ぶりに納得がいかなかった

また、前作から登場のルイジアナの保安官
あれ、いらない…
コメディ路線を狙っての登場なんだろうけど、逆にイラつくし、ボンドシリーズにコメディ要素はいりません!!!

ロジャー・ムーアのジェームズ・ボンドはだんどんと板についてきて魅力が深まってきたと思います
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