bebemama

審判のbebemamaのレビュー・感想・評価

審判(1963年製作の映画)
3.3
オーソン・ウェルズ監督
カフカ原作の不条理作品
カフカって「変身」しか知らない
それも、教科書に載ってたので

悪夢の映画らしい
不条理系って、人の神経を逆撫で
会話が噛み合わないからかな〜

寝起きでいきなり
何の罪かわからないが、逮捕されて裁判にかけられる
とにかく、どのシーンもいきなり

話に関係なく、背景の、現実にはないセットがいちいち面白い
Kの広大な事務所、弁護士のぐちゃぐちゃな書類の部屋、ロウソクだらけの部屋、画家の木の部屋
(夢って、その時は本人はおかしいと思わないが、後から考えると変なシチュエーションって事があるみたいな、、、?)

モノクロのせいか、影のつき方が面白いし、印象に残るシーンは多い

あの子供達のシーンはちょっと怖かった

でも、話の内容難しかったかな
(ナチのホロコーストの所はわかったが)

冷たくシュールで突き放す感じでなく、一生懸命に説明してくれるのに、こっちには全然伝わらないって感じが、、、

町山氏の解説で、後々この映画が色んな映画に引用されているらしいです

疲れている時に観る映画ではなかった!
いやぁ〜疲れてなくても、悪夢系の映画は、寝落ちしてしまう気がする、、、

2回目があれば元気な時に、、、
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