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ハッチング―孵化―のbebemamaのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.7
毒親の束縛

あの卵から孵化したのは何?

明るく、フワフワした幸せいっぱいな家族
ネットでその幸せな様子を生配信する母親
うーん、もうこの辺からモゾモゾとしたイヤーな感じがいっぱい

何か得体の知れないものが段々と卵の中で育って遂に出て来る!って言うその恐怖かと思ったら
卵から孵化してからの方が長く
モンスターの造形が結構グロい
そしてその後の変化が怖い

自分のダークな部分が別人格のモンスターに
母親の前では常に良い子を演じて
自分の悪の部分は全てアッリが
どんな親でもたとえ自分を愛していなくても、親に愛されたい
親の望む子になりたい

かわいそうなティンヤ
闇から産まれたモンスターなのに
そのモンスターが助けに

何が怖いってあの母親!
浮気をあの年の娘に話して
おまけにその愛人の家に連れて行く
あり得ない!
体操ができない時の顔は笑顔でも、、、

人外的な怖さより
人内の闇の深さ
モンスターより母親の方が怖い

ラスト、、、
あぁ〜そうなるとは、、、
ラストが一番怖い

以下とってもネタバレ















[私が育てた]
ティンヤは母親に排除されたモノを育てた
それも自分の一部だと自覚して
ラストはその排除したモノが、、、

ラスト、てっきりどちらも死んでしまうと思ったのに、、、、、
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