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追憶のTkのネタバレレビュー・内容・結末

追憶(1973年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

前からタイトルは知っていて気になっていたこちらの作品。いつか観てみようと思ってたのですが、まさかこのような形で観ることになるとは…。

レスリーチャンにハマり、彼の音楽を聴いている中で、この映画の「The way we were」を歌っていました。そこから原曲を聴いてみたら、とてつもなく切なくロマンチックな曲だなぁと感じ、作品を観ようとなりました。

個人的に恋愛映画が好きですが、こんなにも切ない気持ちになる作品はなかなかありません。
ケイティとハベル。2人の出会いは大学ですが、互いが違う場所で活躍している中で、ケイティは自分の考え信念があり、それを訴えていく勇気がありました。ケイティのような女性は煙たがれるでしょう。実際にあんだけ熱くなれる人もなかなかいないのが現実ですが、私はケイティがとても素敵だなぁと思いました。あの強さと、そしてハベルを思う愛情は素敵だと思います。
ハベルは、いわゆるスポーツ万能でイケメン、しかも小説も書けるとなれば、誰もが恋してしまうのもわかります。ケイティもまさかという感じだったんじゃないかな?と思います。どんなところに惹かれて恋をするかは、人それぞれですね。

社会人になってから偶然出会ったあのレストランバーでの、回想シーンに入っていく流れが私は好きです。
ケイティの学生時代は、みんなにいじられて笑われて嫌だったと思います。けど、ハベルとあのビールを飲んで話したシーンは素敵でした。ケイティのかわいらしさがとても出ていたと思います。

大学時代では結ばれなかった2人は、その出会いをきっかけに恋をして…2人の恋は甘く切なくぶつかり合うものに見えました。一度別れても縁ある関係はまた結ばれるのだなぁと思いました。がしかし、最後まで2人は愛し合っていてもぶつかり合い、そして別れてしまう。どんなに互いが好きだったとしても、愛していても、上手くいかない関係があるんだなぁと思いました。

子供が産まれて、2人は別々の道を歩み出します。そして時が経ち、道で出会った2人が交わす会話は、とても切なくてでも2人ともまだ互いを思っているのも伝わってきて、とても素敵なシーンでした。ハベルが、ケイティは変わっていないことに喜んでいたと思います。彼女は本当に平和を愛し、行動を起こそうとしている強き女性なのです。そして最後、ハベル役のロバートレットフォードはとてもかっこよかったんですが、ケイティ役のバーブラストライサンドがとてつもなくキュートで最高でした!この2人の作品これから観ていこうと思います!

まずはこの作品を観れてよかったです。
今のこの自分で観れたのが、本当に良かったと思います。

No.103
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