おだんごぱん

レイヤー・ケーキのおだんごぱんのネタバレレビュー・内容・結末

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかスタイリッシュな映画だなーと思っていたら、キングスマンの監督だった。なるほど。

これまたスタイリッシュな出で立ちと生活ぶりをみせるダニエルクレイグ。引き締まった無駄のない身体つきに見惚れる。やっている事は、ドラッグを流通させて儲けるというクソな仕事だけど。仲間に、ぴっちりテカテカ頭のトム・ハーディ。素敵。

カッコよく登場したものの、なにやら巻き込まれ、下がったり上がったり。終盤はあらら、あららと展開がコロコロひっくり返り、ラストまで転がっていくので飽きずに観れる。

このお話のダニエルは、007のボンド・ダニエルとは違って、素人くさいところが面白い。賢いんだろうけど、ちょっと間抜けそうにも見えて、そういう微妙なキャラクター作りが出来ちゃうんだなぁ。役者さんって凄い。
彼女に電話して、「今なに着てる?」と聞く、エロさ全開のダニエルがツボだった。

ドラッグの取引という、不快極まりない題材なんだけれども、その世界のドンみたいな男の娘がジャンキーっていう皮肉とか、いとも簡単に量産されているドラッグの、ほんの一部のために死人も出るくらいやっさもっさするとか、金の亡者たちの喜劇ともみれる。