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アニー・ホールのpikaのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
4.0
さすが彼女のための映画だと、元々ダイアン・キートン好きだけどさらに好きになるくらいキュート。彼女の一挙一動に目を奪われる。
ウディ・アレン扮するアルビー・シンガーは神経質で不器用でダイアン・キートン扮するアニー・ホールを振り回し、振り回される。
世界中探せばどこにでも居そうな男と女の出会いと別れを、シニカルな衣を被せ生々しい人間臭さを滲み出す妙が抜群で、笑ったり切なくなったりと誰もが多少なり共感できるような恋の一場面。
時間と共に形が変わっていく恋愛は自分の変化と相手の変化が同じとは限らない、そんな悲哀を感じた。
映画はリアリティだけじゃなく遊び心も大事ということも教わる映画。

2013.09.02 2回目
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