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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツのpikaのレビュー・感想・評価

3.0
「ファンタスティックビースト」の新作が楽しみで3度目の「魔法使いの旅」と「黒い魔法使いの誕生」を見返したあと物足りなくなってきてとうとう「ハリー・ポッター」シリーズの原作に手を出した。映画は全部見に行ってたけど児童文学ってので当時若干舐めてたのと長過ぎることがネックでスルーしてた。Kindle Unlimitedにて全巻読み放題なのも手伝って8作目の「呪いの子」まで一気読み。めっちゃハマった。映画を追ってたときは、世界観は大好きなのにいまいち主要キャラやストーリーにハマりきれず、後半に至っては端折ってるせいか説明足らずな演出に物足りなさを感じていたので、そういった不満点が一つ一つ丁寧に補完され肉付けされていく原作読書は想像以上に楽しかった。児童文学舐めててごめんなさい。もうそんな偏見持ちません!最終巻めっちゃ泣いた。
映画では全く好きになれなかったハリーの成長に一喜一憂したり、世界観に入り込んであれこれ考察したり魔法ワールドのことしか考えられなくなるほど夢中になってしまった。こうなると少しでも要素を摂取したい!と渇望し始め、二重課金を覚悟して今作の同窓会番組にまで手を出したんだが。。

思ったよりいまいちだった。予告編が全てな感じで、同窓会番組だからってのもあるけど同じセリフ(感動の再会!的な)の繰り返し。エピソードとかは面白かったけど、今遡ってみると、みたいな当たり障りのない話しかなかった。
面白かったところは撮影時のオフショットや制作背景のエピソード。特典映像でありそうな感じ。あーいうのもっと欲しかったなー。
何を期待したのやら自分でもよくわからないが、予告であったパーティーらしきシーンはオープニング映像だけで終わってて、しかも演出もちょっとチグハグな感じで、期待がでかすぎたのか何なのかめちゃくちゃ物足りなかった。
直前にJ.K.ローリング排除とかエマ・ワトソンの騒動とか見てたのは少しノイズになってたかもしれん。

物足りなさによりさらに渇望は肥大し、原作の好きなシーンを読み返したりハリポタシリーズの映画をまた見返したり、ファンタビの新作公開日までウズウズと過ごすことになった。映画は見返すと原作との違いやアレンジが見えてきてなかなか面白かった。映画だけ見ててハマれなかったり物足りなかったりするのも無理ないなと身を持って実感した。ハリポタシリーズの映画は原作既読者のための再現映像作品という感じ。
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