ほぼ密室劇っぽいので2場の舞台が元になっているのかと思ったら、原作小説があるみたいです。
都知事が急に東京に原発を誘致したいと言い出し、都庁幹部達による会議が始まります。
その中で、原子力発電に対する素朴な疑問(吉田日出子さんがナイスつっこみ)には、東大の大学教授が分かりやすく答えてくれたり、日本の原子力に対する政治姿勢なども詳しく描写されており、
コメディタッチなのに、原子力に対する解説がとにかく分かりやすいです。
そこへ東京に上陸したプルトニウムを運んでいるトラックが、10代の少年にジャックされ爆弾が仕掛けられる、というサスペンスになっています。
2002年制作の20年前の作品なので、俳優さんたちが今よりも皆若いですね。
『相棒』の劇場版よりも面白かったです。