このレビューはネタバレを含みます
ブライアン・デ・パルマ監督が描く個性派サスペンス作。
気弱なカーターさん、強気なケインさん。二人は双子。
カーター「あぁどうしよう 女の人麻酔で眠らせちゃった…」
ケイン「そんな奴ぶち殺しちまえよ」
二人の性格は正反対でやることも真逆。
困るカーターを尻目に、凶行を繰り返すケイン。犯罪のドツボにはまっていってしまう二人であったが、実は…
二人は兄弟ではなく同一人物。”多重人格者”でしたってオチ。オチでもないけど中盤ぐらいで分かってしまう。
全く対称的な二人を演じるジョン・リスゴーの怪演が一番の見どころ。
終盤また違う人格も現れたり、サスペンス的展開で飽きさせない仕上がりになっている。
多重人格者って自分の本性を見られたくないから別の自分になるっていうのが深層心理らしいですね。