言わずと知れたヒューマンドラマの名作である本作、録画したのは実に1年以上前だったのですが、ようやく観賞できました😅
所々に洒落た会話やコミカルな描写はあるものの、俗に言う「面白い」という表現がしっくりくるような作品ではなく、全体的には重く静かにストーリーが進んでいきます。現実にどの程度忠実な内容なのかは分かりませんが、これが実話に基づいたお話というから驚きです。序盤から中盤にかけては若干退屈に感じてしまう場面も正直ありますが、中盤から終盤にかけての展開には思わず見入ってしまいます。レナードとポーラの食堂でのダンスシーンは凄く有名ではありますが、それも頷けるだけの名場面で、思わず心にぐっとくるものがありました😭
《いまを生きる》や《グッド・ウィル・ハンティング》と同様に、言葉に上手く表すことが非常に難しいのですが、包み込みような優しさを独特の雰囲気で表現できるという意味では、ロビン・ウィリアムズの右に出るものはいないように思います。ロバート・デ・ニーロの熱演も含め、二人の名優の存在感が際立つ名作でありました。
