昨日《わたしは光をにぎっている》のレビューを上げたこともあり、思い出したように同じ中川龍太郎監督の本作を観賞してきました！
本作についても、観賞後はしっとりとした余韻に包まれる作品でした。主人公の行助とヒロインのこよみを中心に物語は展開されていきますが、肝心の二人の過去については、非常に気になる部分であるにも関わらず、ほとんど触れられることがありません。それよりも本作で描かれているのは、まさに二人の現在であり、あえて過去の描写を排除することで、観ているこちらも、二人が大切にしている「いまこの瞬間」に深く入り込むことができます。
リスボンのくるみ隠し🐿️・片脚を失ったザリガニ🦞・ブロッコリー🥦など、伏線も全くくどくなく、非常に効果的だったように思います。ラストも個人的には好きな終わり方でした！
《四月の永い夢》の朝倉あきさん、《わたしは光をにぎっている》の松本穂香さんに続き、本作の衛藤美彩さんも、元乃木坂メンバーだけあり、さすがの透明感で非常に魅力的でした！
中川監督はロケ地に国立を使うのが定番になりつつあるのでしょうか？《四月の永い夢》よりは知った場所は少なかった印象ですが、学生生活の大半を国立で過ごしたこともあり、大学通り等が撮影に使われているというのは凄く嬉しいものですね😉
