あさと

ロスト・イン・トランスレーションのあさとのレビュー・感想・評価

3.8
日本に訪れたハリウッドスターの日々を描いた物語。ソフィア・コッポラ監督は親の七光りで有名になったんでしょと妙な偏見があって見てこなかったんだけど、いざ見てみたらよかった。序盤の東京の映像はサイバーパンクな感じで異国感あって才能を感じさせた。

そして日本の違和感を感じる描写が絶妙。日本がディスられてるようにも感じるけど、逆にこれだけ日本文化の小さな違和感を映し出せるのは日本が好きじゃないとできないんじゃないかな・・・と思った。俺もアメリカに1ヶ月くらいいたことあるけど教会のことくらいしか異文化出せないもん。生け花とか謎のバラエティ番組とか違和感あるよな、と共感した。

主演のビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンもよかったし、アメリカの評価が高いのも頷ける映画だった。ただ退屈な部分もあって102分が長く感じたかな。
あさと

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