FrankTannock

ロスト・イン・トランスレーションのFrankTannockのレビュー・感想・評価

4.3
ロストイントランズレーションを見ると日本人特有のやかましさをひしひしと実感できる。街の騒音、選挙カー、テレビ番組の司会者、やたらと手厚いおもてなしをするけど誰一人心がこもっていないサラリーマンたちの不気味な笑顔。どいつもこいつもやかましいのだ。
主人公はやかましさから逃れ、都市を見下ろす高級ホテルの窓際に腰を下ろす。
作品が世に出て20年、私たちは未だにその空虚なやかましさの中に生きている気がする。
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