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ロスト・イン・トランスレーションのmareのレビュー・感想・評価

5.0
この映画はかなり思い入れが強く映画の入り口になったのと同時にオルタナミュージックとの親和性を最初に目の前に示してくれた。スカーレットヨハンソンとビルマーレイが東京という街に肩身の狭さを感じながらも、子どものようにまるで夜の明けない世界を飛び回り、交互に押し寄せるジザメリとマイブラの甘くノイジーな轟音が彩る突き抜けるような高揚感。まだガラケーの頃の都会へのノスタルジー、この頃はまだ子どもで背伸びしても憧れでしか見えなかった世界が懐かしく思える。音楽と映画を繋げてくれた一本で原点の一つ。
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