コミヤ

フェリーニのアマルコルドのコミヤのレビュー・感想・評価

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)
3.5
「綿毛が舞えば冬の終わりだ」

大学図書館にてレーザーディスクなるもので初鑑賞。デカ過ぎて笑った。画質悪過ぎたのと寝不足であまり集中できなかった。

フェリーニが忘れることのできなかった少年時代の記憶の断片を繋ぐ群像劇。

小津映画や先日見たフェリーニの「道」もそうだったけど、人生は循環で成り立っているということを思わせられる。時間を隔てて同じ場所に戻るが、その間に決定的な変化が起こり得る。季節は皆に平等に巡り、舞った綿毛が春の訪れを再び知らせるが、その度に時間は過ぎて、人は死に、離れ離れになる。それでも人生は続いていく。

尻と胸の大きな女性が本当に好きだったんですね。
コミヤ

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