クレミ

百年恋歌のクレミのレビュー・感想・評価

百年恋歌(2005年製作の映画)
3.4
日本統治の時代、ビリヤードや鉄道などの文化が流入し始めた時代、都市化が進んだ現代の3つの時代それぞれオムニバス形式で物語が展開される。俳優達はどの時代も同じ人を起用し、ブルーの色調を下敷きにして、重なっているような 全く無関係なような3つの世界が描かれている。
文化も土地も大きく変化し、統治だとか妾だとか戦争だとか孤独だとか、男と女がすれ違う原因もその時代によって異なってくるけど、恋愛の儚さや切なさはどの時代も同じなのかもしれないね

侯孝賢の画作りは相変わらずセンス抜群で、空気をそのまま切り取るような演出が冴えます。好きです。
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