ロビン

東京ゴッドファーザーズのロビンのレビュー・感想・評価

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)
4.0
今年最後のレビューをゾロ目の1111レビューで〆れるのはなんだか気持ちが良い〜笑

「同じ生命は二度と生まれてこない」

今敏監督作作品は「パプリカ」に続いて2作品目。
毎年年末に観たくなる作品でめちゃめちゃ面白い傑作!
オープニングクレジットも秀逸。

ユングが提唱した概念で『意味のある偶然の一致』という言葉があるけれど、この映画でも偶然が偶然を呼び、その偶然の連続が奇跡を起こす! 
ちなみに最近観た映画「悪なき殺人」でも偶然が偶然を呼び偶然が重なるけれど、こちらの作品はそれ以上かなと〜笑
そしてやっぱり「人間は偶然には勝てない」のかな〜笑

"クリスマス"に"奇跡"を起こす映画っていうのは良くあるけれど、この映画はクリスマスから年明けにかけて東京の街、ホームレス、赤ん坊、マイノリティ、家族など様々なモチーフが絡み合って生まれた奇跡の映画。

クリスマスから正月にかけて寒い時期の話なので、今の時期に観るのがぴったりかなと。
そして本作を観終わった後は、心がとっても温かくほっこりする!
そして家族の形に正解なんてないんじゃないかなとも思えたり。。

ハナさん役の声優が梅垣義明こと梅ちゃんなのも良かった。
劇中で梅ちゃん十八番の「ろくでなし」を歌っていたが鼻の穴から豆を飛ばして欲しかった~笑

最後に幸福へのチケットを映して、このストーリーから先の彼等の人生に思いを馳せることができる素敵な余韻を残してくれたたのも最高。

こちらのレビューで今年最後となります。
今年“いいね!”やコメントありがとうございました。
本当に皆さんにはお世話になりました。
良いお年をお迎えください。
来年も宜しくお願い致します。
ロビン

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