東京ゴッドファーザーズの改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

幻想的な作品を手がけることの多かった監督作品なだけに、今回のヒューマンドラマ的な作品を描いているのはかなり意外であった。
しかしながら作品の節々に見られる表現はやはり同監督作品であるクセが見受けられる。

色彩はモノクロ調であるにも関わらず、かなりポップな印象を受けるのは作風というか。『パプリカ』や『妄想代理人』ではこういった万人受けするコメディタッチがなかっただけに、ますます意外というかなんというか。

今敏監督作品の入りとしてはオススメしないが、やはり一度は見ておくべき作品だろう。