’80年代初め頃に「スクリーン」「ロードショー」を読んでいた昭和の映画少年の一人にとっては、ソフィー・マルソーと言えば特別な存在✨
毎号のように紙面を飾って、人気投票では常に上位だった‥もしかしたら僕が最初に名前を覚えた外国人女優さんだったかもしれない。
フランス人なんだけど、どことなく東洋的な面影というか、他のいかにも欧米な女優さんたちと比べ、何となく親しみやすい感じを持ってた。
そんな彼女がボンドガールを演じるという、僕にとってはスペシャルなシリーズ19作目。
前作までのエンタメ全開路線から、ストーリーがだいぶシリアス路線に。それもソフィー演じるエレクトラのストーリーと言っていいくらい。彼女の愁いを帯びた瞳が美しい。
映画自体のアクションは変わらずハードで、シリーズ王道のボートチェイスやスキーチェイスがあり楽しいし、派手な爆発シーンが多い。(爆発はもうCGだろうけど。)
またピアース・ブロスナンの最強ボンドも油が乗り切ってる感じ。
細かいことだけど、ボートチェイスで一瞬水中に潜った時にネクタイを直す、この茶目っ気と余裕がボンドだよなあと個人的には思う。
なお、今作で忘れてはいけないのが、Q役のデスモンド・リュウェリンさん引退。
歴代ボンドとのお約束の会話が楽しかった。
ラボに居るイメージが強いけど、ボンドにガジェットを届けによく出張してたし(『二度死ぬ』では来日)、『オクトパシー』や『消されたライセンス』などでは現場で活躍も。
ボンド(ダルトン)
「Q、君は現場仕事も一流だ!」
▼追記
2024/10/5 AmazonPrime Video
「ジェームズ・ボンドの日」に再鑑賞