これは凄い😲
余分なもの全てを削ぎ落として、事件が発生してから終わるまでを、TVクルーたちの行動や決断に絞って一気に見せきる、超シンプルなつくり。
そしておそらくは敢えて、事件の様子も直接的には見せずにクルーたちが取れる情報に限定することで、完全に彼らの目線となって、その場の臨場感をMAXに引き上げている。
ただそういうふうに、限られた場所で、限られた情報で話が進行してるはずなのに、スクリーンを通して我々が作品から得られる情報量はとても多く感じる。
刻々と変化する事件の行方、対応するクルーそれぞれの行動・決断、彼らの倫理観、背景にあるそれぞれの民族的な立場・思い、
あるいはオリンピックそのものの行方や、当時のアナログな番組づくりなんかも‥
ふと思った🤔
この作品って、最近流行りのスローシネマ‥例えば僕が昨年観た『ヒューマン・ポジション』とかと比べたら、何倍くらいの情報量があるんだろうか?AI使うとかして数値化できないかな。
それら莫大な情報がぎゅっと90分に凝縮された、シンプルだけど超濃厚なつくり。
大納得のアカデミー賞脚本賞ノミネート✨