後世のボンクラ映画人たちに多大なる影響を与えた、フレッド・デッカーの監督デビュー作にして最高傑作。シェーン・ブラックやフレッド・デッカーの映画は、まず会話がピカイチ面白いのと、ボンクラがマジで救いようがないくらいボンクラなので大好き。
宇宙人による侵略SFであると同時に、ゾンビものであり、好きな人にフラれたボンクラたちの逆襲劇でもある。そう、世界一のボンクラが作った、あの「プラン9・フロム・アウター・スペース」のように。
体育会系のイケメンどもを一人残らず燃やし尽くす痛快さとともに、一方通行な愛情を抱えて生きることの悲哀が丁寧に描写されており、泣ける。
「プラン9・フロム・アウター・スペース」の良さが分からんような奴らには理解できないだろうが、これぞまさにcreepによるcreepのための映画。
フレッド・デッカーよ、ありがとう。
「ザ・プレデター」も最高だったけど、また映画作ってくれよな。
