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喝采のアップルのレビュー・感想・評価

喝采(1954年製作の映画)
3.5
酒びたりの日々を送る失意の歌手フランクと、それを支える妻、そして彼を新作舞台の主役にしようとする演出家の三角関係を描いた映画。演出家は落ちぶれていたフランクを抜擢したんだからフランクの才能を認めていたんでしょうね。なかなか力を発揮しないフランクに観てるこっちもイライラしますが子供を亡くした場面の話は同情してしまいフランクがお酒に走るのも仕方がないのかなと思いました。自信喪失した人間を立ち直らせるのは難しいですね。最後は悩んだ末の決断だと思いますが元サヤに収まって良かった。台詞の一つ一つが身につまされます。
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