ひかる

恋愛小説家のひかるのレビュー・感想・評価

恋愛小説家(1997年製作の映画)
3.9
(1人、深夜に鑑賞しました。)

きっかけは。
妹が、家族の何気ない話しに花が咲いているとき、突然思い出したように、この作品のことを話し出したことでしょうか。「昔皆で観たの覚えてる?自分には割りと面白い作品だったよ。」そう言い、(確かにかなり昔になりますが、家族で鑑賞したことがありました。)そしてまた話しは別の話題へと移ったのですが、こちらの作品がその後、いつまでも気にかかり、この度の鑑賞となりました。(以前、鑑賞はしていましたが、私にはおぼろげな記憶だった為。)

鑑賞を終え。
メルヴィンの不器用さが愛しいです。
誰彼かまわず憎まれ口をたたいて、嫌われて。けれど芯の部分では。誰より気持ちの優しい。
逆に同性として、キャロルのメルヴィンへの態度の1つ1つが気にかかりました。
自分に好意を抱いてくれた相手になら、どんな態度をとってもいいのか、と。
サイモンは、可愛らしかったです。愛犬がメルヴィンを選んだシーンは、気の毒で笑ってしまいました。

始まりから終わりまで、退屈することなく、そして物語は幸せな結末を迎え。
激しい盛り上がりがある作品ではないかもしれませんが、お勧めです。
(まだ観てらっしゃらない方も少ないかもしれませんが。)

面白かったです。
私には良い作品でした。

netflixにて。 2023/08/25/。
ひかる

ひかる