吉永小百合主演の貧しくとも前向きに生きる子供たちを描いたヒューマンドラマ。
埼玉県の川口は鋳物職人が働く小さな町工場が多く、貧しい家庭が少なくなかった。
高校受験を控えたジュンの家庭も、職人一筋で生きてきた父親が職を失い、母親が飲み屋で働き、貧しい生活を強いられていた。
学業優秀であったジュンは地元の名門高校を目指していたが……
ジュンは貧しいがゆえに親に頼らずに前向きに生きていこうと決心する。
その姿がせつなくも逞しい。
貧困だけでなく在日朝鮮人の問題も描いた骨太の作品で見応えがありました。
吉永小百合の力強い瞳が美しいです。
「たかゆき、今度は私を送ってよ 駅まで 姉御の門出だよ!」
BS TVで鑑賞