サーフ

マイ・レフトフットのサーフのレビュー・感想・評価

マイ・レフトフット(1989年製作の映画)
3.6
アカデミー賞主演男優賞を史上唯一の3度受賞しているダニエル・デイ=ルイス。彼が出ている作品を今まで一度も見た事なくてこの「マイ・レフトフット」が初めて。

この映画で小児麻痺の画家を演じたダニエル・デイ=ルイスの演技が素晴らしい。「小児麻痺で左足しか動かせない」という難しいであろう設定だけど見事に演じ切ってる。そりゃアカデミー賞3回も取るわこの人。

物語はこのダニエル・デイ=ルイス演じる主人公の愛への渇望と葛藤が描かれる。主人公は左足しか動かせないというハンディキャップを持ちながら画家として成功を収める。ただどんなに名声を得ても愛への渇望に藻掻き葛藤する主人公。「一人の人間として愛し愛されたいだけなのに…!」と葛藤する主人公の姿に悲しさを抱く。

主人公の姿だけを捉えれば悲しい物語。ただ主人公の家族の愛が本当に温かくて「願い敵わない愛情」の辛さもあるが「周りから存分に与えられる愛情」の慈しみも同時に存在してる。
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