あさと

幸福の黄色いハンカチのあさとのレビュー・感想・評価

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)
3.0
第1回日本アカデミー賞の作品賞の映画。ロードムービー的なストーリーで、舞台となった北海道の広大な大地が映し出されている。

この映画はなんといっても高倉健だと思う。自分はこの映画を見るまで高倉健のよさがイマイチわからなかったけど、この映画では魅力が存分に出ていた。見た目が男前なのはもちろんのこと、仕草やたたずまいが凛々しくて漢の中の漢って感じだった。

武田鉄矢も出演していて、これがこのとき人生初の演技だったとか。まあ演技がオーバーだったりツッコミのシーンが完全にアンジャッシュ児嶋だったりしたけど、サマになっていた。ここから金八先生につながっていったんだね。

ストーリーは起承転結あって悪くないけど、全体的な昭和感というか古めかしい感じがハマらなくて最後まで見るのが割とキツかった。この昭和のダサい感じが自分に合わなかったな。退屈せずに最後まで見せるのも大事だと思うんで、そこで評価下げました。

終わってから監督が山田洋次と知って、なるほど確かにこの人の作風だ!と納得した。
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